贈り物、とくに女性や自分へのプレゼントに多く選ばれているのが、アロマキャンドル。
不規則にゆらぐキャンドルの炎は自然現象の小川のせせらぎ、そよ風などの【1/fゆらぎ】のリズムを刻んでいます。
そのリズムは人間の鼓動も同じ。
そのことからリラックスして気持ち安定させてくれるのです。
焚き火や、川の流れ、様々な自然での安らぎを自宅で再現してくれるのがキャンドルの光。
そして好みの香りで自分の周りを満たす事ができるアロマキャンドルは香りの癒やしも与えてくれます。
さらに、今回紹介する【風狂】のキャンドルはそのゆらぎ、香りはもちろん、器の楽しみ、さらに制作者の多くのこだわりが詰まった、より日本を感じるアロマキャンドルとなっています。
日本らしさについて考える【風狂とは?】
あまり普段聞くことのないこの言葉、風狂 【風狂】というブランドネームは、時代の流れにとらわれることなく、風雅の世界に生きる精神を意味する言葉なのだそうです。
日本ならではの情緒的、物理的な美意識の「侘び寂び」という概念を独自に解釈したかたちを提供してくれる二人の男性によるこだわりのあるブランドです。
アロマキャンドル 深山木 / miyamagi
宅配便の外箱を開封すると、中には風狂のブランド名とマークが入ったダンボール。
そしてその中に優しく大切に包まれたアロマキャンドルが重厚感ある緑の箱に入っています。
和のギミックのような飾箱を開けると蓋付きの入れ物。
その中に【風狂】のアロマキャンドルが詰められていました。
届く、箱を開ける、そして登場するアロマキャンドルといくつものワクワクを与えてくれます。
風狂のラインナップ
今回届いたのは用意されている3種類の中から『深山木』。
その他、『子守柿』『秋風』というアロマキャンドルも用意されています。
深山木
風狂のアロマキャンドルの特徴である容器は、日本芸術である茶の湯とともに発展してきた歴史を持つ「信楽焼」。
その開口部はブランド世界観の特徴の一つである「曖昧さ」が「波口」の形で表現されています。
成形や釉薬、刷毛加工といった工程は、 職人の手作業によって一つ一つ丁寧に行われているため、 それぞれに少しずつ違った表情を持ちます。
火を灯す前、信楽焼を触るだけで陶器の持つ温かみ、心地よさ、そしてツルツルとザラザラの部分のさわり心地だけでも楽しめ、そして火を灯さなくてもいい香りがします。
火を灯すとさらに魅力が引き出される
火を灯す事で漂う香りと、ゆらぐ炎そして陶器に反射する光などの生まれる偶発的な美しさ。
使用していくことでさらに器に重厚感が出てきたりと、長く愛用することでさらに愛着が湧いた方のために、詰め替えて使うためのリフィルも用意されています。
今回深山木を選んだ理由
風狂さんの3つアロマキャンドルから今回『深山木』を選んだ一番の理由は、黒と赤の信楽焼の雰囲気。
そして香りが奥深い山に静かに漂う、ウッディ・フォレスト調の香りということから。
奥深い山の香りということが、神奈川から青梅へと山に憧れ越してきたばかりの私の心にこの言葉が響いたのでありました。
キャンドルにも香水と同じくトップ、ミドル、そしてボトムの3つの香りで構成される奥深い香り。
トップとミドルは、森林を思わせるフレッシュな松の葉や土気を感じるパチュリ。そしてボトムは私が大好きなサンダルウッドとオークモス。
たしかに大好きな白檀とともに山の木々に囲まれているかのような感覚になります。
他の2種類も素敵です
『子守柿』
雪が降る中、木の枝に残された柿をイメージした、フルーティ・ムスキー調の香り。
アロマキャンドル 木守柿 / kimorigaki
『秋風』
晩秋に風が吹く中で感じられる切なく甘い雰囲気をイメージした、フローラル・ウッディ調の香り。
アロマキャンドル 秋風 / akikaze
それぞれそのネーミングへの深い意味と、奥深い香りの説明も是非【風狂】さんのページで見てみていただきたい。
イライラするのは自然と触れ合う事が減ったから?
キャンドルに火を灯し、信楽焼の手触りとその火の暖かさ、そして炎のゆらぎを見ながら香りを楽しむ。
そんな時間を一日にたとえ数分でも過ごせたら・・・
本当の自分に戻れるような気がします。
アロマキャンドルをつけて、テレビや音楽、ネットなどを楽しむのもいいかもしれないけれど、
テレビや電気のない宿があるように、電気製品と離れる時間を自分のためにつくる。
そんな本当の自分に戻るための時間を過ごせる、すごいアロマキャンドルだと思いました。
電子機器と離れる時間を作るといいのかもしれない
上のように思ったのには理由がありまして・・・
先日電車が事故のために1時間近く止まってしまった事がありました。
数分、数十分、そして1時間と時間が経過するとだんだんとイライラを放出させている人が増えてきました。
そのイライラな空気を出している人の多くは、スマホをいじっている人たちだったのです。
便利なようで、時間をつぶせるようで、もしかしたら自分らしさを奪われてしまうのが電子機器なのではと思った時間でした。
日本の心を風狂で
時代にとらわれることなく、西欧化や近代化の享受により豊かになり続けている時勢に逆らってでも、この国特有の風土や歴史の中で育まれてきた「日本らしさ」についての考えを作るきっかけをつくってくれる風狂。
そんな日本らしさ、自分らしさを楽しんで見てほしいと思った風狂のアロマキャンドルでした。
高級感、そしてこだわりのあるプレゼントお探しの方におすすめです。