洋菓子で一番好きなのは、サバラン。
そして和菓子で一番好きなのが黄身しぐれです。
黄身しぐれは小豆餡を黄身餡で包み、蒸し上げるという本当に昔からある素朴な和菓子。
中の餡の美味しさはもちろんですが、周りの卵の黄身味わいのするほろほろとした蒸し上げられた黄身餡がとにかく美味しい。
昨日も、シャトレーゼで90円ぐらいの黄身しぐれを買って食べたのですが、舌が肥えてしまったのかなんだか違う・・・という感じで。
もっと美味しい黄身しぐれを食べたい、美味しい黄身時雨って有るの?と調べてみたのであります。
そして黄身時雨というお菓子の旬はなんでも菜の花をモチーフにしているので4月なのだとか。
春を感じる季節の和菓子、人気の黄身時雨を探してみます。
東京 銀座 清月堂本店 おとし文
黄身餡をこし餡で包んで蒸し上げた、よく見る黄身時雨とは逆バージョンのきみしぐれが、清月堂の「おとし文」。
北海道産の小豆を水漬けして、皮を取り除くという丁寧な作り方で雑味のないさっぱりとした口溶けになっているのが特徴。
こだわりの卵と北海道産の小豆、徳島産の和三盆、どれも素晴らしい素材を使って丁寧な仕事で作られたおとし文は美味しくないはずがありません。
季節のおとし文として、公式通販では現在桜餡で包んだ【麗】が登場しています。
春をお祝いするのにもぴったりですね。
人形町東海 きみしぐれ
きみしぐれが有名と言えば、人形町東海。
素朴だけれど、繊細な雰囲気の黄身しぐれは口に入れるとふわりと溶ける。
という、そうそう、昔の黄身しぐれってこんな感じだったというもの。
様々なメディアでも取り上げられるという、有名きみしぐれ。
うーん食べてみたい!
きっと包装紙も昔ながらのいい匂いがするのだろうなー。
人形町 東海 食べログ
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町1-16-12
人形町駅から徒歩3分
榮太郎総本舗 楼(たかどの)
渋皮栗をひとつぶ、黄身餡と小豆餡で包んだ大きめの四角いお菓子が 楼(たかどの)。
こちらは榮太樓總本鋪 日本橋本店のみでしか購入できない生菓子となっています。
そして購入だけでなく、併設された喫茶室ではお茶とともに楽しめるとか。
見た目とは違い、黄身しぐれマニアが喜ぶホロホロとした黄身餡が愉しめます。
桐箱入りの2コセットとなっているので、目上の方や手土産にも良さそうな高級感があふれます。
大吾 爾比久良(にいくら)
練馬区大泉のある和菓子大吾の武蔵野銘菓「爾比久良」。
とても不思議なのですが、榮太郎総本舗の楼(たかどの)と全く同じデザインと、同じ内容構成。
こちらの逸話としては、昭和天皇が訪米の際の手土産をしたとか。
ネットで確認すると、大吾 爾比久良説と、榮太郎総本舗 楼説の両方があるのです。
実際のところどちらなのだろう?と思いますが、両方購入して食べ比べてみたいなーと思うのであります。
春 秋 季節のお愉しみ 黄身しぐれ
宗家 源 吉兆庵 桜花しぐれ
ほろりと崩れる黄身餡でさくら餡を包んだのが、宗家 源 吉兆庵 桜花しぐれ。
桜の花がひとつ乗っていて、春らしい見た目、そして桜の香りで春の手土産にぴったり。
栗菓子処 中松屋 いせんさか
栗菓子処 中松屋/クリガシドコロ ナカマツヤ 饗(あえ)の山・いせんさか
藩政時代に重要な産物として、当地で盛んだった鋳銭作りの仕事「鋳銭さか」にちなんだという栗菓子処中松屋さんの銘菓。
自家製のさらさらとした柔らかな口どけの黄味しぐれ風のあん「皮むきあん」の中に自然の甘みの栗の粒が入っています。絶妙なシナモンの香り。
たねや 春しぐれ
餅入りの自分で作る最中「ふくみ天平」が美味しいたねやさんの黄身しぐれは、しっとりとした時雨生地に刻んだ金柑の皮が入った素朴なお菓子。
ほろほろ、あわあわと口溶けのやさしい春の黄身しぐれです。
菓匠 清閑院 菜の花しぐれ
うぐいす餡を黄身餡でつつんで蒸し上げた、色合いも美しい菓匠 清閑院の「菜の花しぐれ」。
季節限定なので、この時期した食べられない特別です。
過去、東京で美味しいきみしぐれ、といえば藤むらさんだったとか。
既にお店はなくなり、二度と食べることはできないのですが、その懐かしさはブログなどで読むことができます。
そしてあの元キャンデーズの藤村ミキさんの実家なのだとか。
黄身しぐれを探して、キャンデーズにぶち当たる。なんだか不思議な調べものになりました。
キャンディーズとしてデビューする前に、三人が奥多摩で合宿をしたとか。
奥多摩へ行くたびにそんなことを思い出します・・・