お詫びをする時には虎屋の羊羹。
その理由は話を固める、そしてずっしりと重いことから自体を重く受け止めています。という思いが伝わるからとか・・・
お詫びに伺う時間はお昼ご飯が終わった後の13時から14時がおすすめとか、
なんでも虎屋の店員さんはお詫び、謝罪時のポイントについて相談にのってくれる人もいるそうな。
なにかのお詫びには使いたいなぁ、と高島屋などで店舗の前を通ると思ったりしていたのですが。
今回は我が家になんと虎屋の羊羹が届いたのであります。でもお詫びではなくお礼的な感じでした。
いやー我が家も虎屋が届くなんて、いやもっと虎屋にふさわしい人間にならなくては。なんて思うのでありました。
ずっしり虎屋 羊羹の詰め合わせが届きました!
手提げ袋の中には白地に『虎』の文字の包み紙。
それはとてもずっしりと思く、いままで頂いたお菓子の中ではトップ1の重さです。
なるほど!と『自体を重く受け止めています。』というこれはメッセージが伝わるはずだわ、と変な感動をしたりして。
また包み紙を開けると、これまた家宝にしたくなるような厳重な紙製の黒字に金の虎箱。
これは裁縫箱とかに取っておくやつですね。
その厳重な箱の中には「おもかげ」「阿波の風」「新緑」の3本の羊羹がみっちりと詰められています。
おもかげを食べてみます
遠い日の面影を蘇らせる懐かしい黒砂糖の風味
遠い日の面影を蘇らせる懐かしい黒砂糖の風味
「おもかげ」とは、記憶に残る人や事物を思い起こさせる、奥ゆかしい言葉です。黒砂糖の独特の風味に、食べた懐かしい昔を思い出す方も多いことでしょう。とらやでは、沖縄・西表島産の黒砂糖を使用しております。虎屋 おもかげ
うわーと驚いてしまうような神々しさの竹皮包の羊羹が「おもかげ」。
おにぎりとかを包んでいるあの竹皮包は、開けてしまうとゴロンと竹の香りがする羊羹が登場してしまうのでは。
と家族がそろう時間を測って開けてみたのであります。
が、あらま!おそるおそる竹皮を明けてみると、こんな風にパックに入った羊羹が2つ。
これは取扱やすい。
ととりあえず、1つを義母へとおすそ分けし。
1つを開けることに。
おもかげ。
原料は砂糖、黒砂糖、小豆、寒天。
なるほど黒砂糖入りの羊羹です。
これはにくい心使い。
点線が入っていて、明けやすくなっています。
そして中は新鮮さを保つ?アルミパック。
そのパックにも開けやすくガイドが入っています。
中の羊羹はこんな感じ。黒蜜をつかっているだけあって漆黒という感じのゴシックブラック。
普段食べている羊羹よりも、みっちりと中が詰まっているのに黒砂糖の効果で濃厚な味わいになっていますが水ようかんまではいかないまでもスッキリとした食べ心地。
あまり羊羹を沢山食べた事もないのでボキャブラリーが貧しくて申し訳ないのですが、
黒蜜と羊羹が合体したような、美味しくないワケがない重厚感のある、ちょっと信玄餅を思い出す甘味です。
阿波の風を食べてみます
阿波和三盆糖を使用した、洗練された甘みと奥ゆかしい香りが特徴
徳島県で昔ながらの製法によって作られた和三盆糖を使用した、洗練された甘みと奥ゆかしい香りが特徴の羊羹です。菓銘からは、そよぐ風に運ばれる阿波和三盆糖の高雅な香りが感じられます。 虎屋 阿波の風
こちらは和三盆の甘味を生かした羊羹、阿波の風。
いちいち和三盆とだけ記すのではなく、徳島県のというネーミングがあるのがこだわりがあってニクイ感じですね。
同じく箱の中にはアルミパック。
こちらは和三盆なので、色も小豆の赤が残る色合いで甘さも優しく、先程の「おもかげ」に比べてねっとり感もすくないライトな感じがします。
両方食べ比べてみておもかげ 阿波の風 どちらが好みか?
おもかげ 阿波の風
私は黒砂糖の濃厚な甘味とねっとり感が強いおもかげが好み。
そして夫は優しい甘さの阿波の風が好み。
とやはり人夫々好みは別れます。
虎屋の代表的な羊羹と言えば、「夜の梅」が有名なようですが、梅味の羊羹ではなく、砂糖と小豆と寒天というシンプルなモノ。
羊羹と言えば、という味わいで、おもかげと夜の梅を比べてやはり食べ慣れている夜の梅のほうが美味しい!と言う方をネットでは多く見かけました。
夫々の好みがあるかと思うので、今回の詰め合わせというのが一番贈るのにも、そして頂くのも嬉しいのかもしれません。そして食べ比べはとても楽しいものでありました。
京都地区限定、西京白味噌を使用した、まろやかな味わいの『白味噌』と、京都産黒大豆と大鶴大豆を煎りあげたきな粉の香ばしい風味が特徴の『黒豆黄粉』の2種類。そしてとらやを代表する小倉羊羹『夜の梅』がセットになったギフト。
味噌ときな粉気になります。